すべての建築士のための総合研修 二酸化炭素削減と太陽光発電
富山県建築士会が主催する、毎年恒例の、研修会へ行ってきました。
2月16日に開催された同様の講習会に比べると、若干、参加人数が少ないようですが・・・。
会場も同じでした。
2月16日の方は、受講が法律で義務付けられていて、今日の方は、自己啓発を目的とした受講が任意のものだからでしょうか?
とは言っても、建築士法では、
「建築士会及び建築士会連合会は、建築士に対し、その業務に必要な知識及び技能の向上を図るための建築技術に関する研修を実施しなければならない。」(第22条の4第5項目)
と規定された講習であることに変わりはありません。
テキストも分厚い・・・。
今回、特に興味深かったのは、環境エネルギーに関する講義でした。
二酸化炭素について、ごく、大雑把に言って、自然界が吸収できる量の、約2倍の量を、現在の人間社会は排出しているとのこと。
このまま対処しなければ、二酸化炭素はどんどん増え続ける一方。
だから、本来は、最低限で、現在の半分に減らす必要がある。
半分に減らしても、これまでに蓄積してしまった分が減る訳ではなく、現状を維持できるだけ・・・。
鳩山首相は、CO2の25%削減を目標にと言い、周りはそんな無茶なと言いますが、それでもまだ、全然足りないことになります。
さらに、いわゆる先進国が、その削減を提案すると、発展途上国が、これまで排出し続けてきた国は80%削減すべきと応酬する、ので、話しはなかなかまとまらない。
・・・そうした状況で、日本は、国を挙げて、この問題に取り組んでいる訳です。
さて、その施策の大きな柱の一つが、民間部門。
現在、売り手の都合で、エコキュートや、太陽光発電などが、一軒の家に対し、それぞれ統一性なしに、売り込まれている状況。
建築物に対する全体的な負荷や、客観的な費用対効果について、お客様へきちんとした説明がなされないまま、イメージ戦略による販売合戦が行われている。
家を総合的な視点で捉えることができる建築士が、その家に住む人達の相談に乗るべきである。
そんなお話しだと、私は受け止めました。
・・・余談ですが、時に二酸化炭素削減を謳う「オール電化」ですが、発電の多くを、まだまだ石炭を燃やすことに頼っている現状では、ちょっと力不足のような気もします。
将来の本命は、やはり、自然エネルギーを利用する太陽光発電などなのでしょう。
尚、現在、国によって、太陽光発電などの費用対効果に関する研究が行われていて、できる限り公正で客観的なデータを提供しようとしているとの話しもありました。
将来に期待したい太陽光発電に掛かる費用については・・・、現在はやはり、まだまだ売り手市場(=はっきり言って高い)ように思えます。
思想と商品は良いのですから、そうした、正確なデータの公表と、価格のさらなる低減に、期待したいと思います。
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