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2009.09.11

チラシに込めた思い

明日(12日)の朝刊に、当社の折込チラシが入ります。

かなり久しぶりで、調べてみたら、前回からほぼ1年経っていました。

  

チラシには、当社の思いを詰め込みました。

その中の一つについて、書いてみたいと思います。

  

表面の「水彩工房の思い」では、こんな文章を綴りました。

  

業者の都合ではなく、お客様の夢やこだわりを最優先に受けとめ、その実現の為に、私たちの技術や経験を活かさせて頂きたいと思います。

  

この文章には、私の以下の経験が反映されています。

  

もうかなり前のことです。

お客様から、キッチンリフォームのご依頼を受けました。

ただ、大工さんは、お客様の昔からのお知り合いにお願いするとのことでした。

  

お客様からいろいろなお話しをお聞かせ頂き、メーカーショールームにも足を運んで頂いて、奥様のご希望がかなうシステムキッチンのプランを作成しました。

  

奥様の夢の一つは、キッチンの扉とお揃いの、食器がたっぷり入る壁一面の収納棚でした。

  

みんなが集まった現場打ち合わせで、奥様が大工さんにプラン図面を見せられた時、大工さんはこう言いました。

「この収納棚は、背が高すぎて、この部屋には入らんよ。」

  

一瞬、間が空きました。

  

奥様は、「そうけ。仕方がないわねえ。」と、おっしゃいました。

  

・・・

  

当社の最初の現場調査でも、確かに天井高さが通常の家より低めであることはわかっていました。

ただ、工夫すれば、奥様のご希望はなんとか叶えられると判断していました。

その工夫は、大工さんにすれば手間のかかることでしたが、それまでのご夫婦との話し合いの中で、奥様の大切な夢であることを実感していた私は、大工さんにお願いすることにしました。

  

こんな時、大工さんと当社との関係は微妙になります。

  

元請でもない当社が、要らぬおせっかいをしてくる=ある意味越権行為な訳で、大工さんにしてみれば、迷惑な依頼です。

  

かなりの時間をかけて話し合いを続けた結果、無事、奥様のご希望通りのプランを収めることができました。

ご夫婦には、大変喜んで頂きました。

  

念の為、付け加えれば、その大工さんは決して悪い人ではありませんでした。

  

ただ、経験豊富なだけに、その経験や自分の都合の方を、お客様の夢やこだわりよりも優先させてしまうことが、時にあるのだと思います。

  

この一件は、私に強い印象を与え、忘れることができないものになりました。

  

正直言って、当社社員もごくまれに、工事の現場で「これはできない。」と、私に言ってくることがあります。

そんな時、私は「じゃあ、仕方がないか。」とは、決して言いません。

  

なんとか、お客様のご希望を叶えることができないか、社員と一緒に、本当にかなりしつこく考えます。

すると、その多くは、なんとか解決されるものなのです。

  

もちろん、構造上、どうしようもないこともあります。

例えば、部屋を広げるために耐震に必要な筋交いを外す、といった危険な作業を行なってはならないことは当然です。

それでも、なお、違う視点での解決方法はないかを考えます。

  

それでも、それでも、それでも・・・、ダメな時に、初めてお客様にお伝えしてご相談するのです。

けれども、そんなことはごく僅かです。

(そんな時も、ベストは無理でも、少しでもベターな解決策をと、粘り強く考えます。)

     

大切なことは、すぐに「できない。」と言わないこと。

お客様の夢やこだわりを、(安全確保の次に)最優先すること。

  

そんな強い意志を持って、私たちは現場に挑んでいます。

   

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